今朝のニュースで知ったのですが、『千代田区立麹町中学校』では
- 宿題なし
- 定期テストなし
- 修学旅行は旅行会社へのプレゼンが待っている
を実現しているようです。
しかもこれが公立学校ということに驚きました・・・!
宿題なしの狙い
宿題がない狙いとして、子どもが自分自身の力で苦手と向き合い弱点克服に繋がるようですね。
確かに宿題があることで得意な部分も苦手な部分にも時間を割かなくてはならず、効率は非常に悪いように感じます。
結局は自発的に自分と向き合う機会を奪い、脳死で勉強させちゃってるわけですよね。
いわゆる、不安だから全部再テストしてエビデンス残して、というおっそろしいIT業界の無茶振りと同じだと思うのです(白目)
定期テストなしの狙い
定期テストをなくす代わりに単元テストを実施しているようです。
単元テストとは?
単元テストとは、単位ごとのテストのことです。
数学だったら因数分解が終わったら小テストとか、細かい範囲での小テストってことですね。
先生の負荷は増えそうですが一夜漬けなどは採点する先生も子どもも効率が悪いし、苦手がその場でわかるから質問が増えたり克服しやすいなどのメリットがあるみたいですね。
強いて言えば複数単位のテストや複合的な問題への処理能力が心配になりますが、自発的に全国模試を受けるようになったりするのかな?
修学旅行は旅行会社へのプレゼンが待っている
これも面白いなーと思いました。
修学旅行のプランは自分達で決めてよく、それを実践して最後は旅行会社に提案するというもの。
修学旅行ってただの旅行になりがちだし、発表会もありましたけど結局生徒同士の自己満報告会になりがちですよね(笑)
そういった意味だと社会人を相手にプレゼンするというのは非常にいい取り組みだと思います。
大人からしたらいい刺激になるだろうし双方にメリットがある取り組みのように思いました。
ここで気になる疑問点
個人的には結構いい教育してるなーと思ったのですが、疑問も出てきます。
通知表の付け方
単元テストごとの合計で通知表をつけているのかな?
大学への推薦入試などにも関わってくるので気になるポイントですね。
格差は広がらないのか?
子どもの自発的な行動を前提とした、僕には攻めの教育に思えました。
そういった教育は格差につながると思っていて日本っぽくないなと思いました。
ただしこの教育って実際に社会に出たら必然と向き合うことなので子どものうちから訓練し、埋もれた子をどうやって立ち直らせるかは非常に大切だと思いました。
変な話、東大卒業して引きこもりになられても時すでに遅し、手遅れな感じはありますけど中学生のうちにそうなってくれればいくらでもやりようがありそう。
時間がありますからね。
子どものうちに色々な失敗を経験し、それを大人がフォローする。
それが本来の教育なんじゃないかと僕は思います。
社会に則した教育になっていると思う
このニュースをみて僕は社会に則したいい教育になっているなと思いました。
早めに現実を見せて対応できるかできないかを見定める。
これを大人が正しく見極めて正しく導く。
これができれば優秀な子どもがどんどん増えていい社会になっていくと思いました。
自分も親として、子どもをどんな学校に行かせるべきなのかしっかり調べていかないとな。
と感じました。